干支を版画で表現しよう 12月②

2021年最後の教室が終わりました。
2021年もコロナ禍ではありましたが、子どもたちは毎回元気に教室に遊びに来てくれました。
松陽台教室やデッサンクラスも開講でき、ならアートキッズにとって充実した年になりました!
日頃教室へのご理解とご協力をくださいます保護者の方には改めて御礼を申し上げます。

12月最後の教室は、恒例の来年の干支を表現しよう!です。
今年は墨を使って紙版画にしました。

まず、来年の干支って知ってる〜?と聞くと、
「とら!」という声が…。
「その通り!」
「私はたつ年だよ」「ぼくはうま年だよ」「わたしはへび!」
みんな自分の干支もよく知っているのですね(^^)
虎についての絵本を読んだあと、虎の版画を作っていきます。

「細かくパーツを作っていくの難しいな…」「さっき切ったキバがどっか行った!」
「虎のしましまはどうやって表現したらいいかな?」
それぞれ悩みながら形を作っていきます。
今回版画作りに時間がかかり、刷ることまで出来なかった子もいました。
時間内に終わらせよう、ここは簡単にやってしまおう、そこまでこだわらなくていいよ、
と急かすことも、私が手伝い、大人の力で仕上げてしまうこともできたと思いますが、
とても丁寧に熱心に作っていたのと、急かして無理矢理仕上げたところでこの子は満足してくれるだろうか…?
との思いがありました。年齢や子供のその時のやる気や姿勢を鑑み、この時は
本人に任せよう!と決めて時間いっぱいまで版画作りを任せてみました。
結果、刷ることまで出来なかったのですが、墨汁があれば家でも簡単にできますので、
またご家族の方としてもらえるといいなと思います。
それでもやっぱりできるだけ時間内に仕上げられるように手助けしてあげたいし…と、
正解がないのでいつも悩むところです。

版ができたら墨をのせて、今回は虎なので黄色の紙に刷りました。
手で優しく、しっかり押さえます。
はがしたら…
できた!わーすごい!
みんな紙を切りばりしたこれがいったいどんな絵になるのか??おっかなびっくり墨をのせていたので、
しっかりと綺麗に版画が刷れたことに感動した様子。

「もう一回やりたい!」「めっちゃきれいにできた!」「墨のせすぎて黒くなっちゃった」
みんな気に入った一枚ができるまで3回か4回刷ることができました。
どれがお気に入り?
毎回少しずつ表情が違うところも版画の魅力ですね。
ハガキサイズの紙に刷りましたのでこのまま切手を貼って送れますし、
年賀状に貼って送ることもできます。
それぞれとても素敵な虎ができましたね。

1月は15日からスタートです。
来年もならアートキッズをよろしくお願いいたします。

ならアートキッズ

大人向け絵画教室こまどり 奈良市学園前にある絵画造形教室

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