野菜の切り口を描こう 7月②

7月2回目は絵の具で野菜を描きました。

絵を描くときに、子どもたちが
「うまくかけない…」「上手に描けないからやだな…」
と言って手が止まってしまうときがあります。
特に今回のように目の前のものを見て描く時によく聞こえてきます。

それで初めに今日のテーマはしっかり野菜を観察することだよ!
と話しました。
“うまく”描くことが目的ではなくて、
ここに種があるなあ、とか、中の色と外側の色がちがうなあ、とか、
気づいたことを、どうやってかこうかな?
と自分で考えて工夫してやってみることが大切だよ!
と話しました。

それから、前で野菜を切りながらクイズをしました。
にんじんを切ったら中にタネはあるかな?
みんなにんじんは知っていたようで、ないよー!と答えてくれました。
なすときゅうりは中にタネはない!に手を挙げた子が多かったです(^^)
子どもたちは切り口を見てびっくりした様子で大盛り上がりでした。
それからひとりひとり手に持って感触を確かめたり、少しマスクを下げてにおいを嗅いだり、
食べていい? と聞く子もいました(^^)

好きな野菜をひとつ選んだら、鉛筆で形をとっていきます。

にんじんやきゅうりは正円に近いので形がとりやすそうでした。
なすやピーマンは少し難しかった様子。
形が描けたら色塗りです。
絵の具の色そのままだと彩度が高過ぎるので、特に小学生以上の子には
なるべく色を混ぜるように話し、一緒に色を作ったりしました。
ピーマンのタネやなすのタネまでしっかり描いています。
なすの色がぴったりですね!
上から見たところだけではなく、横から見たところも描いてくれました!
なすのタネが本物みたいです。
にんじんやピーマンの色の変化をしっかり描いています。
ピーマンの細かいつぶつぶまでしっかり観察して鉛筆で描いています。

時間に余裕のあった子はどんどん描き、切り抜いて茶色の画用紙に貼りました。
もちろん早く描くことが良いことではなくて、一つのものをじっくり時間をかけて
描いている子も、すてきだね!すごいね!と話しました。
それぞれが自分のペースで、工夫し、満足して表現できるようにサポートしていきたいです。
なすの表面が描きたいとのことだったので、切り口ではなく表面を描いています。
濃い色を作ることに苦労していましたが、その甲斐あって深い色になりました!
こちらもなすは表面を描きました。上の部分に少し明るい紫があるところまで
よく観察してくれました。
それぞれ野菜をしっかり見て、自分なりに工夫し、頑張って描いていました。

次回は模写をします。

ならアートキッズ

大人向け絵画教室こまどり 奈良市学園前にある絵画造形教室

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